ダーツ導入による売上アップ効果シミュレーション
バーにダーツマシンを導入することで、売上を大幅に向上させることが期待できます。
この記事では、ダーツ導入によってどのような側面から売上向上が期待できるかについて、具体的なシミュレーションを通じて解説します。
ダーツの導入は、顧客に新しいエンターテイメントを提供するだけでなく、新規顧客の流入、来店頻度の増加、そしてダーツ以外の部分での売上増加など、さまざまな面で売上向上に寄与します。
具体的に、この記事では以下の4つの側面から売上の変化をシミュレーションします。
1.ダーツのプレイ料金:
ダーツプレイによる直接的な売上増加
2.新規顧客の流入:
ダーツを目当てに来店する新規顧客による売上増加
3.既存顧客の来店頻度増加:
ダーツ導入後、既存顧客の来店頻度が増加することでの売上増加
4.ダーツ以外の部分での顧客単価増加:
ダーツプレイに伴うドリンクやフードの追加注文による売上増加
これらの側面から、ダーツ導入による総合的な売上増加をシミュレーションしていきます。
ダーツプレイによる直接的な売上増加
2.新規顧客の流入:
ダーツを目当てに来店する新規顧客による売上増加
3.既存顧客の来店頻度増加:
ダーツ導入後、既存顧客の来店頻度が増加することでの売上増加
4.ダーツ以外の部分での顧客単価増加:
ダーツプレイに伴うドリンクやフードの追加注文による売上増加
ダーツ導入による
売上アップ効果シミュレーション
ー目次ー
1.売上シミュレーション
1-1.ダーツのプレイ料金
1-2.新規顧客の流入
1-3.既存顧客の来店頻度増加
1-4.ダーツ以外の部分での単価増加
2.導入の際の注意点
売上シミュレーション
ダーツのプレイ料金
ダーツのプレイ料金は、直接的な売上の増加に繋がる重要な要素です。
ここでは1プレイ100円と設定し、1人あたり平均5回プレイすると仮定してシミュレーションを行います。
ダーツは1プレイ5分程度で完結するため、1時間に最大12回プレイできる計算になります。
ここでは1時間で2人、計10プレイとして計算を行います。
バーの営業を8時間とすると、1日のダーツプレイによる売上は以下のように計算できます。
・1時間あたりのプレイ人数:2人
・1人あたりのプレイ回数:5回
・1プレイの料金:100円
・1日の営業時間:8時間
1日あたりの売上
= 2人/時間 × 5回/人 × 100円/回 × 8時間
= 8,000円
1か月で25日間営業するとして、ダーツプレイ料金による売上は以下のようになります。
1か月あたりの売上
= 8,000円/日 × 25日
= 200,000円
従って、1人につき5回遊んでもらうだけでも、ダーツプレイ料金だけで、月に20万円の売上増加が期待できるということになります。
さらに週末やイベントなどで客足が伸びれば、ダーツのプレイ料金による売上はさらに上積みされることが期待できます。
新規顧客の流入
ダーツ導入によって新規顧客の流入が期待できます。
今回の記事では、1か月あたり約30人の新規顧客が来店すると仮定し、その売上への影響をシミュレーションします。
新規顧客は2〜3人のグループで来店することが多いため、これは2〜3日に1組ほど新規顧客が来店すれば達成できる数字となります。
また、新規顧客は月に1度だけ来店すると仮定します。
◯新規顧客のプレイ料金による売上
新規顧客が来店し、平均で1人あたり5回プレイする場合の売上を計算します。
・1人あたりのプレイ料金:100円 × 5回 = 500円
・1か月あたりの新規顧客数:30人
1か月あたりの売上
= 30人 × 500円/人
= 15,000円
◯追加の飲食売上
新規顧客がダーツプレイ中にドリンクを注文することを考慮し、追加の飲食売上も計算します。
・新規顧客1人あたりのドリンク注文数:2杯
・ドリンク1杯の料金:500円
新規顧客のドリンク売上
= 30人 × 2杯 × 500 円/杯
= 30,000円
よって、新規顧客の流入による月々の売上は15,000円 + 30,000円 = 約45,000円となります。
また、ここでは新規の顧客が月内にリピートしないものとして計算を行なっています。
お店が気に入って2回以上来店する新規顧客がいれば、さらに上積みが期待できます。
ダーツマシンの設置による集客効果については▼こちらの記事で詳しく解説しています。
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既存顧客の来店頻度増加
ダーツ導入によって既存顧客の来店頻度が増加することが期待できます。
ここでは、ダーツ導入前は月に2回の来店だった既存顧客が、導入後は月に3回、つまり1回多く来店すると仮定し、その売上への影響をシミュレーションします。
毎月の来店が見込める既存顧客の人数を100人と設定し、1人あたりのプレイ回数を5回と仮定します。
・1プレイの料金:100円
・1人あたりのプレイ回数:5回
・既存顧客数:100人
・増加する来店回数:1回
1か月あたりの売上
= 100人 × 5回/人 × 100円/回 × 1回
= 50,000円
さらに既存顧客がダーツプレイ中にドリンクを注文することを考慮し、追加の飲食売上も計算します。
・既存顧客1人あたりのドリンク注文数:3杯
・ドリンク1杯の料金:500円
既存顧客のドリンク売上
= 100人 × 3杯 × 500円/杯 × 1回
= 150,000円
よって既存顧客の来店頻度が増えることによる売上の増加は、プレイ料金と追加の飲食売上を合わせて、
50,000円 + 150,000円 = 約200,000円となります。
ダーツマシンを活用してリピート率を上げる方法については▼こちらの記事で詳しく解説しています。
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ダーツ以外の部分での単価増加
ダーツ導入によって、顧客が滞在する時間が増え、ドリンクやフードの追加注文が期待できます。
ここでは、ダーツ導入後、顧客の注文数が増加することによる売上増加をシミュレーションします。
ダーツ導入前は、1人あたりドリンクを2杯注文していたと仮定します。
ダーツ導入後、多くの顧客は注文数が変わらないものの、4人に1人がドリンクを1杯多く注文すると仮定します。
・ドリンク1杯の料金:500円
・顧客の25%が1杯多く注文すると仮定
・1日の平均来店人数:20人/日
・月あたりの営業日数:25日
1日の売上増加
1日の追加注文数:20人 × 25% = 5人
1日の追加売上:5人 × 500円 = 2,500円
月あたりの追加売上
月あたり追加売上:2,500円 × 25日 = 62,500円
よって、ダーツ導入によるダーツ以外の部分での顧客単価増加による売上は、月に62,500円と予測されます。
実際には、休日の方が平日よりも来店人数や滞在時間が伸びるため、さらなる上積みも期待できるでしょう。
ダーツマシンの活用による顧客単価アップの効果については▼こちらの記事で詳しく解説しています。
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